よくできた説
- 任天堂はホームページ上に我が社が著作権を持つ著作物が無断で掲載されているのを発見、五条警察署に告発。
- 五条警察署は通報を受け著作権侵害の疑いで京都府警察本部ハイテク犯罪対策室に捜査を依頼した。
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- 通報を受けた京都府警は、Webスペース提供会社に 著作物をアップロードした時のログの提供に協力するよう要請し、
- Webスペース提供会社はそのIPアドレスを提出した。
- そのIPアドレスから被疑者の接続プロバイダーが判明、接続プロバイダーには被疑者の個人情報や今後繰り広げられる捜査への協力を求め、
- 警察は被疑者の身元を特定した、また警察の要請で随時被疑者のIPアドレスを提供して貰えるようにもなった。
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- 普段よりwinny対策に頭を悩ませているハイテク犯罪対策室は、被疑者がその違法ファイルの入手先としてwinnyを使用した可能性が考えられるとして、
- 念のため 既に判明している(一般的な方法)をつかって、被疑者の現在の接続IPを接続プロバイダーから提供を受けた後、
- winnyを起動しているかどうかを調べてみた結果、winnyを起動していることが判明。
- それと同時に警察内では、この検挙目的は「ホームページヘの公開」に加え「winny検挙へ」と目的が加わったのである。
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- 警察は考えた、winnyがどのような仕組みであるかは十分承知のうち、winnyが起動しているからといって被疑者がそのファイルを
- アップロードしているとも限らないばかりか、例え暗号が解けて被疑者から違法ファイルが流れてきたとしても、
- それが被疑者が故意に流せるようにしたものなのかさえもわからない…。
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- 手段はただ1つ、「winny制作者に協力を求める」しかない。
- 9月の上旬、警察はYahoo!に協力を要請、Yahoo!は47氏がgeocitiesに接続のしたときのIPアドレスを提供した。
- 同じく接続プロバイダーに対して47氏の個人情報を提供するよう要請、プロバイダーは警察に協力し、47氏は身元を判明された。
- 両方の開示理由として「著作権侵害の疑いがある者(被疑者)が、その者(47氏)が制作したソフトを使用している」という
- しっくりこない者ではあるが、結果として両者は警察に応じたとしか考えようがない。あとは2chログ開示説か…
- 9月中旬、警察は極秘裏に47氏宅を訪問、中で交渉が行われた。
- 警察は47氏に協力するように求めた。47氏は恐らく始めは拒否しただろう、しかし最終的にそれを受け入れることになった、
- いや、受け入れざる終えなくなったのかもしれない、47氏はそれ相当の見返りを与えられているのだろう。
- それは警察の持つ特権としての内容が浴びせられ、「協力する」「しない」の選択肢が47氏にとっての利益がプラスになるわけではなく、
- どちらを選んでも「ゼロ」か「マイナス」になることでしかない、失望・怒り・不信・孤独の入り乱れた苦渋の決断であったことが想像できる。
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- 47氏は警察の指導のもとwinnyを改造した、
- その内容は「流れてくるデータが、UPフォルダーから送信されるもの」なのか「キャッシュか中継によって送信されているものなのか」を
- 外から見分ける機能…。
- 匿名性というwinnyの神話はその制作者によって終止符を打った。そして後日その新バージョンがユーザーにばらまかれたのだ。
- そして数日後、被疑者が新しいwinnyバージョンを使用していることを警察は外から確認、思惑は成功しているようだ、
- 警察はさっそくwinnyを立ち上げた、被疑者がホームページ上に公開していたファイル名を検索してみたところ、たくさんのヒットがある、
- それを何度も何度もダウンロードする。
- そうするとやがて、被疑者の現在のIPアドレスと接続されたのを確認、しかし、まだ確証はつかめない、
- それが別の所から中継してやって来たのかもしれない、そこで47氏に付けさせた判別法でそれがそのUPフォルダーから流れてくるのを確認。
- しかしそのファイルが、実際に著作物であるという鑑定が出来ない、警察もそのファイルを開けば著作権法違反に問われてしまう、
- 逆に言えばダウンロードするだけならば、中身はわからないので(偽装の可能性もあるため)問題はないという解釈になる。
- そこでそのキャッシュを変換した後、著作元である(と思われる)任天堂にファイルを送る、任天堂はファイルを展開し、
- それが我が社の著作物であることを確認。容疑は固まった。
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- そのころ47氏は絶望の淵に立たされていた、自分のしたことは警察にすれば正義であるかもしれない、しかし世間に対する道徳的罪は重すぎる、
- 匿名性という嘘を付いてウイルスをばらまいているではないか。
- しかし警察からは口止めされている、漏らせば身が危ない。しばらくバージョンアップなど出来るはずもなかった、
- いや、するごとに警察に問われるだろうから出来るはずもない。
- その後2ヶ月winnyは沈黙を続けた。
- やがて47氏も落ち着き、久々のb7.0を公開した、そこには「内部的にそれほど変わってないのですが」のメッセージ、
- それは決してユーザーにではなく、警察に当てたものだったのかもしれない、警察の要求した機能は決してはずしてないということだろう。
- しかしなぜこのような状況の中でバージョンアップをしたのか、その目的は…。
- そのすぐ3日後、b7.1を公開、その内容は…
- >11/17 Winny Ver.2.0β7.1
- >・ステータスバーのフォント戻した
- >・ツールバーのビットマップを外した
- >など、β7での変更点のうち、不評だったものが改善されています。
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- 別に普通の更新である…、だが、ここには書かれないもう一つの更新があった。それが
- >※このバージョンでは、UPフォルダを追加できない不具合があります。
- 後からユーザーによって発覚したそのバグは、実は47氏からのユーザーへの隠されざるメッセージであったのだ。
- 「この修正でこのバグはあまりにも不自然だ、それに気付いてもらいたい、Winny Xデーが迫っていることを…」
- それに託すしかなかった。
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- そして11月27日、逮捕の直前、警察は47氏の自宅を何らかの理由で訪問、
- おそらく逮捕が行われるのでサイトについての今後を問われたのであろう、
- 47氏は一時的にサイトをしまうことを決断、それを見た半数の報道が その直後行われた被疑者逮捕の情報とも重なり
- 「制作者宅家宅捜査」というように誤報したのであった。
- 県警対策本部が被疑者宅がwinnyを起動し続けていることを監視しながら突入、被疑者は逮捕された。winny Xデーの全容である。
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- なお、もう一人逮捕されているが同じような手続きを経て、平行して行われていたのであろう、
- また「ソース押収」疑惑はこの説ではあり得ないこととなる、そして47氏も自宅で健在だ。
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- そして今もなお、10万人のPCでwinny、いやウイルスは実行され続けている。
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- ※このストーリー1つの可能性として綴った者です。これを信じるかどうかはみなさん次第。
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■書き込んだ方のその後の発言
- 法的観点から見ても47氏拘束&ソース押収はあり得ないという説が有力です。
- 47氏が逮捕当日提出してしまったとしても
- その後の報道で「京都府警はほかの対策室にも、今回の方法を広めていく」という
- 報道があります、ソースがもし手に入ったなら今後の対策は違うと思います。
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よくできた説です。書いてくれた方お疲れ様です。
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