592 名前:  :04/03/15 15:14
ツマンナイないけど…ちょっと小説風に。
とあるドヤ街の、とある簡易宿泊施設。
過酷な日雇労働から解放された世捨人達は、
缶ビールに缶チューハイ、カップ酒に乾き物に缶詰めで、
ささやかな宴を始めていた。
その日は若い新人が入ってきてたので、歓迎会も兼ねられていた。
「さぁニイちゃん、ジャンジャン飲もうや。
 飲んで疲れも嫌な事も洗い流しちまえや!」
ドヤ街では人に名前や、過去に何をしていたかを聞いてはならない。
皆訳有りで、社会を捨ててきた者ばかりなのだ。
“リストラされ行き場を失った者”“借金から逃げてきた者”
“会社や組織、家族や知人に不義理を働いた者…”
相手の素性に触れる事は聞かないのが暗黙のルールなのだ。

593 名前:592 :04/03/15 15:15
続き…
飲み始めてどの位たったのだろうか。
時計の針はもう12時を回っているようだ。
「もう飲めないッスよ。相当酔っぱらっちまったみたいだ…」
振舞い酒で新人のロレツは回っていなかった。
「なんだよニイちゃん、だらしねぇなぁ。
 そんなんじゃオメーここじゃやっていけねーぞ。」
この簡易宿泊施設の主であろう男が笑い飛ばす。
「んだよ。ここじゃこれ位しか楽しみがねぇんだからな。」
新人の隣に座っていた男が主に続く。
「まぁそー言うな、酒で体ブッ壊したんじゃ余計やってけねぇさ。
 ニイちゃん最後にこれ飲んで、今日は御開きにしようや。」
主の隣に座っていた男がカップ酒を差し出す。
「そーっすね。んじゃぁ頂きますわ。」
新人はカップ酒を受け取ると一気に飲み干す。
「らぁ、漏れもう、れますれ(じゃぁ、俺もう寝ますね)。」
完全に泥酔状態のようだ。立ち上がろうにも足元がおぼつかない。
「今日はここで寝てけ。心配すんな。誰もオメーの荷物なんざぁ漁らさねぇよ。」
主がそう言い終わるまえに新人は大きなイビキと共に深い眠りに落ちていった。

594 名前:592 :04/03/15 15:17
続き…
「イッたか?」
「あぁ、散々飲ましたし、最後の酒にゃぁアレも入ってる…バカな奴だ。」
アレ!?…アレとは一体何なのか?
やはり身包み剥いで、この男を捨てようと云うのか!?
「じゃぁ連絡しな。」
主が下っ端と思われる男に指示を出すと、男は携帯を取り出し誰かに連絡し始める。
「もしもし〇〇〇〇さんですか? ××××です。
 えぇ終わりました。はい、大丈夫です。はい。じゃぁお願いします。」
程なくスーツ姿の怪しげな男達が遣って来た。
「御苦労だった。ほぅ今回は上玉のようだな。
 まぁ検査しなきゃぁ判らんが、ドナーとしちゃぁ良い方だな。」
検査!? ドナー!?…一体何の事なのか?

595 名前:592 :04/03/15 15:18
続き…
「じゃぁコイツを運んでくれ。それと今回の報奨金だ。」
リーダーらしき男はそう言って札束を主に渡す。
「ヘヘッ、どーも…」
「使えそうな奴が来たら、又頼むぞ。」
「判ってますよ、ヘヘヘッ…」
そう、この簡易宿泊施設は若くて丈夫そうな新人が来ると、
歓迎会と偽り酔い潰れさせ、闇の臓器ブローカーに売ってしまう人体売買所だったのだ。
簡易宿泊施設から闇の臓器ブローカーと提携する病院に運ばれると、
酔ってる傍から全身麻酔をかけられ簡単な血液検査をされる。
その後薬殺され、使えそうな臓器や角膜など全て摘出されてしまう。
亡骸は、やはり闇の臓器ブローカーと提携する葬儀所で火葬され、
無縁仏として闇に葬られてしまう。
社会から逃げてきた訳有りの人間。いなくなった処で誰も怪しまれない。

596 名前:592 :04/03/15 15:20
続き…
今、臓器移植以外に助かる見込みのない病人は数多く居る。
が、親族や身内で生体間移植が可能な場合以外、
その多くは必要な臓器を提供してくれるドナーが現れるまで待たなければならない。
しかしドナーが現れても症状の重い順から優先的に提供される為、
必ず移植手術が出来るとは限らないのだ。
募金を募り海外で移植手術を受ける患者さえいる位だ。
しかし世の中には
「金なら幾らでも出すから、こっちを優先してくれ。」
と云う患者も居る。
しかし“症状の重い順から優先的に”と云うルールを公然と破る訳にはいかない。
そこで闇の臓器ブローカーが存在するのだ。
そして今日も新人を囲み、怪しげな宴が行なわれている…
あまり面白くなく&恐くなくてスマソ m(__)m

601 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/03/15 18:31
>>592-596
無駄に長い。
要約してくれ。

606 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ :04/03/16 10:56
>>601-603
こんな感じで十分だったんじゃない?
   *
今、移植用臓器の不足が深刻になっている。
金持ちの中には「金はいくらでも出すから、臓器を調達してくれ」と闇の臓器ブローカーに
依頼する者も多い。
そこでブローカーが最近目をつけているのは、ホームレスたち。どこで生まれ、どこで何を
していたか分からない彼らが消えても、怪しむ人は誰もいないからだ。
この頃では、ドヤ街で酒に酔って倒れていた男が何者かに連れ去られ、そのまま消えてしま
う事も多いそうだ。
職を探しているホームレスの一団がバスで大量に連れ去られ、帰ってきたら全員腹に手術痕
があった、なんて事件も起きているらしい。
ドヤ街などの簡易宿泊所の主人の中にも、これらの闇ブローカーらと結託して臓器調達に力
を貸している者も多いという噂もある。
新参者が流れて来ると、「歓迎会」などと称して酒を大量に飲ませ、時には薬を混ぜたりし
て昏睡状態にし、そのままブローカーに引き渡す。
そして使えそうな臓器や角膜など全て摘出されてしまうと、亡骸はやはり闇の臓器ブローカ
ーと提携する葬儀所で火葬され、無縁仏として闇に葬られてしまうそうだ。
   *
ちょっと飲み屋のヨタ話かヒソヒソ話風に直してみました。