陽気な黒


(都市伝説ラジオより、ななさんありがとうございます。)

闇に消えた商品…に当たるかな?都市伝説っぽい話なのでご紹介します。
モネスティエ著の人肉についての本より。

アメリカ人がコンゴ人の商人に、「陽気な黒」というラベルのコンビー
フの缶詰を売った。
1959年頃恐ろしい噂が全国的に広がる。「陽気な黒」の中身は、白人が
調理したコンゴ人で、狩人は特殊な懐中電灯で通行人をおびき寄せ、車
に乗せて殺害場所へ直行する、という内容だった。

これに対する恐怖はすさまじく、数十台の車が不審車両として通報され
たり、ラジオ・コンゴがこのなぞの「不思議な電灯を持った男」の存在
を認めたりするほど。
さらに、白人たちはコンゴ人の肉をコンゴ国内で売るだけでは飽き足ら
ず、"ヨーロッパの肉不足"を補う為に輸出もしているようだ、と噂が拡大。
村々には女子供をコンビーフにさせない為に監視チームが作られ、夜のパ
トロールが頻繁に行われた。

1953年9月、狩人を見つけたと思い込んだ地元民達が石を投げつけ、車
ごと燃やした。その不幸な男はマルセイユから到着したばかりの医薬品の
セールスマンであった…。
これ以前にも31人のコンゴ人が、同様の状況下で殺人を犯したとして訴え
られていた。



噂の無責任さが時として人を犠牲にすることもあるんですよね。
日本では少なくなったと思いますが、発展途上国などではまだまだ起こりそうな事例だと思います。


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