悲惨な交通事故


交通事故が起こったとの通報を受け、警察官たちは急いで現場に駆けつけた。
バイクの単独事故のようで、まだ運転手はうつぶせに倒れている。
救急車よりも早く現場に着いたので、すぐに運転手を仰向けにして応急処置をしようとした瞬間、警官たちは仰天した。
この運転手には顔がなかったのだ。目や鼻もなく顔が擦り切れた状態ですでに事切れていた。
なぜこんな怪我になったのかというと、ヘルメットをかぶらずに飲酒運転をしていたと思われる運転者は高速で壁に接触、
接触してからも顔面を壁にこすりつけるように数十メートルを移動して転倒したものと推測された。
積極をして顔面をこすりつけた壁には運転者と思われる若者の、無念そうな顔が皮膚ごとこびりついていた。


これは私が小・中学生時代に交通安全教室の講演に来ていた交通課の警察官から聞いた話です。
しかし、ネットなどを見ていると自分のところ以外の都道府県の安全教室や自動車教習所でも同様の話がされていますので、
架空の話もしくは一ヶ所で発生した本当の事例を、自分の市や県で起こったものとして話し始めたと考えられます。。
よく話を見ると「ノーヘル」「飲酒運転」という交通違反のキーワードが含まれており、違反をした人間には「死亡事故」というきついペナルティーが与えられるという戒めを含んだ話となっています。


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