見えてるくせに


女子大生3人が人通りの多い道を歩いていた。
そのうちのひとりが前を見ると、軍服を着た男性がビルにもたれかかるように立っている。
少し苦しそうだが怪我でもしているのだろうか・・・そうおもったが、テレビ局が近くにあるのでエキストラか何かなのだろうと納得した。
しかし、不思議なことに一緒に歩いている二人も周りの人間も誰一人彼の存在には気づいていないようだった。
とたんに怖くなってしまった彼女は目を合わせないように彼の前を通り過ぎようとした。
そして、すれ違う瞬間に彼はこうつぶやいた。
「見えているくせに……」


いくつかパターンのある話ですね。
軍人のパターンよりも有名な話を載せておきます。


霊感のある少女が交差点で待っていると、
急に寒気を覚えた。道路の向こうで同じように信号を待っている人の中に、
ひとりだけ異様な雰囲気の女性がいた。
見た目は変でもないし、特別変わっているわけでもない。
しかし、なぜかその女性はおかしく思えたのだ。

信号が青に変わり横断歩道を渡りはじめる。
異様な雰囲気を持つ女性とは目を合わせないように少女も道路を渡る。
しかし、その女性とすれ違った瞬間に、彼女は笑いながらこう言った。
「よくわかったわね。」


この話を昔、テレビでどっかのアイドルが自分の体験として語っていたのですが、
どなたかおぼえていらっしゃる方いませんか?


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