ヤシガニ事件
テレビアニメの伝説的エピソード、それが「ヤシガニ屠る」である。
決して知名度の高くはないロストユニバースというアニメの第四話として、テレビ東京で放映された。
しかし、放送内容は驚愕するような低品質ものであった。
なにしろほとんど『未完成』の状態で放送したのだから当たり前である。
・セル画が極端に少ない状態で放送されたためにキャラが瞬間移動しているように見える。
・どうようにすくないために、声とキャラクターの口の動きが合っていない。
・指差しをして「これ、これ」と画面に向かっていっているのだが、画面には何も表示されていない。(未完成のため)
・走る動作が2枚の絵で表現されているためにまったく躍動感を感じない。
このエピソードはアニメ関係者に計り知れない衝撃を与えたという。
私もヤシガニ事件の映像を見ましたが、噂どおり…いや、それ以上のものでした。これが地上波で放送されていたとは……
昔懐かしいゲームウォッチを思い出してしまったではありませんか^^;
ネットには「ヤシガニ屠る」に関係する動画や検証サイトがありますので、そちらを参考にされたほうがよいと思います。
それほど衝撃的なものでした。
ヤシガニが放送された1998年という年はアニメの乱発期でもあり、
セル画からCGへの転換期でヤシガニ事件の原因もセル画を担当していた韓国の会社の技術力のなさと納期の遅れだとされています。
この一件から「三文字作画」(韓国人には三文字の人名が多く、そういった人によって作られたアニメの作画)という差別的な言葉も生まれてしまいました。
しかし、低予算や無理な製作スケジュールといった要因もあり、韓国だけを責める事はできません。
その後、アニメの品質について見直しがされるようになりました。
追記:
製作サイドでもこの事態と重く見たのか、DVD等では修正(書き直し等)がされており、スタッフの誠実な対応が窺えます。