死を呼ぶドレス


ある外国人の女性が買い物に出かけた先で、ドレスを買った。
なかなかデザインも良いためにパーティーの時にでも着ようと考えていた。
そしてパーティーの日。彼女はワキ毛をソリ先日買ったドレスに袖を通した。
ところがしばらくすると、急に気分が悪くなり倒れてしまい、なんとそのまま帰らぬ人となってしまった。
遺族の希望で彼女の死因を調べるために検死解剖をした結果、防腐剤が体内に入り込み死んだという、驚くべき理由が判明した。

彼女が購入したドレスは店に並ぶ前に別の一家が購入していた。
そして、その家で若くして亡くなった娘の遺体に見栄えを良くするために着せていたのだ。
このときに防腐剤がドレスにタップリと染みこんでしまったのだ。
そして葬儀が終わると返品をしたので、再び店に並ぶことになった。

そんなことをこれっぽっちも知らない彼女は体の毛を剃って着てしまったので、防腐剤が皮膚から入り込み死んでしまったというのだ。


話の荒唐無稽さはさておいて、返品についてあまり馴染みのない日本では広まりにくい話かもしれませんね。

日本は海外に比べ、返品への抵抗が強い傾向にあります。
買ったものが不良品であっても、それが安いものならばお店に返しに行く手間を考えて返品しないという選択をする人が多いでしょう。
しかし海外では不良品どころか、問題なさそうな商品についても返品に行くケースが見られるそうです。
(1年に1度しか使わないBBQのセットを買って使用した後に、「焦げ付きやすくて使いにくかった」という理由で返品。それを毎年行うなど。)

米国に住む友人の話で驚いたのはプレゼントの中に買った時のレシートを入れることが普通にあるとのこと。
日本ではプレゼントの価格を相手に知られないように、値札などをすべて取ってからプレゼントをすることが一種のマナーとされているので、驚くべきことです。
しかしこれはアメリカならでは合理的な考え方で、「プレゼントの色やサイズが気に入らなければ返品して別の物に変えてくださいね。」というメッセージが込められていて、
返品・交換の手続きが行えるようにレシートを同梱しているのだとか。


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