人工授精の果てに…     


アメリカのある病院は人工授精を売り物にしていた。
人工授精の成功数の実績を誇っていたが、
件数が多い反面、衛生面などにはあまり気を使っていなかった。

ある日白人同士の夫婦が人工授精をしにやってきた。
職員は手馴れた対応で作業を進めたが、
前の夫婦のときに使ったスポイトをこの夫婦に使ってしまった。

10ヵ月後、白人の夫婦の間には黒い皮膚をした子供が生まれたという。


昔のパターンではもっと直接的な白人・黒人同士の性行為の果てに…というパターンでしたが、
最近では人工授精のパターンが主流となってきました。
最近のテクノロジーにうまく乗り換えたことによって、回りくどさがなくなりもしかしたら……という恐怖感を与えてくれます。

しかし、この話の根底に根付いているものは、白人から差別されるべき黒人が生まれてきたらどうしようという差別の心です。



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