この話には、占領地区にて働く兵士達にメンソールが配られ、吸った兵士がインポテンツになり、そのためレイプなどを防ぐ効果があると、追記される場合もあります。

他に、差別的なものを含むパターンとしては、戦後すぐにアメリカ製のメンソールが日本で出回った頃に、アメリカ人がメンソールを使って日本人を不能にしようとしている！とささやかれたこともあったとか。
それよりも有名なのが、ＫＫＫ団による陰謀説。黒人はメンソールタバコを好む人が多いので、彼らにたくさん吸わせて黒人の人口爆発を抑えようとするもの。ＫＯＯＬなどがその銘柄だと語られることが多いようです。

ひどい話が続きますが、メンソール＝インポというのはもちろん嘘。
メンソールは一般的な薬に含まれ、軽い口やノドの炎症や、咽頭炎を軽くしてくれる効果があります。

ですが、もしかすると上記の都市伝説よりも恐ろしいかもしれないのがメンソールの怖いところです。
実はメンソールタバコは、ＫＫＫ団でも鬼畜米英の陰謀でもなく、タバコ会社の陰謀だというのです。メンソールタバコは煙を吸い込むときに、普通のタバコよりも爽快感を与えてくれるので、ニコチン・タール・一酸化炭素など有害物質を多く含んだ煙をたくさん肺中に入れてしまうそうです。そうするとニコチンの吸収が増え、依存が強くなって、タバコの売り上げも伸びるというのです。
「軽いから」、「そんなに苦しくないから」とついつい吸ってしまえば、より恐ろしい各種の生活習慣病があなたを待っているでしょう。