中の人の悲劇2

昔の特撮の撮影現場は「劣悪」「不衛生」と言った言葉がぴったりだった。
そのため、怪獣の中の人は雑菌だらけの着ぐるみの中で過酷な撮影に臨まなければならず、傷の中に悪い菌が入り込んでしまい、通気性が最悪の超高温の着ぐるみの中で、皮膚がただれる症状を発症する人が後を絶たなかった。
さらに今では認可されないような化学薬品や素材が使われた気ぐるみを頭からかぶっているので、精神的にも悪影響が出たという。

こうした一連の症状を、現場の人間は「ウ●トラ病」と呼んだ。