丁寧すぎるあらすじ

鎧に身を包んだ5人の戦士が世紀末の東京で悪と闘う―
聖闘士聖矢を意識した美少年バトルアニメ「鎧伝サムライトルーパー」でとんでもない放送事故が起こった。

その日の放送は18話、いつものように番組のはじめに前回のあらすじを放送していたが、何だか様子がおかしい。丁寧すぎるのだ。通常のあらすじ紹介は物語の重要な部分をピックアップして数分以内に終わらせるのが常識である。
しかし、今回のあらすじ紹介は重要な部分どころか、前回の放送と一言一句違わないあらすじ紹介―
つまり17話である前回の映像がそのまま流れてしまったのだ。

番組スタッフが放送中にこのミスに気がついたかどうか不明であるが、わかったところでどうすることもできず、前回と全く同じ内容の放送は終了してしまった。

翌週、
「先週の鎧伝サムライトルーパーで
放送ずみの作品をまちがって放送してしまいました。
本当にごめんなさい。
これからも、どうか、応援してください。」
とのテロップが流れた。


解説

私もこの作品を見ていたはずなのですが、ネットで知るまで全く気がつきませんでした。
原因はテープの納品ミスだそうです。