まだらの紐

アメリカのとあるアパートで一人の男が死んでいるのが見つかった。
現場はマンションの一室。トイレの前で亡くなっていた。
鍵は掛かっており、まさに密室殺人の様相を呈していた。

しかし、操作中に部屋の隅にいる毒蛇が見つかり事件の全貌がおぼろげながら見えてきた。

この事件の犯人はこの毒蛇である。
だが男は蛇などは飼っていないし、鍵もしっかり掛かっていて入り込む隙間もない。

しかし、ひとつだけ蛇の入る侵入口があった。
それは便器の中である。
逃げ出したか捨てられたこの蛇が下水道を通り部屋の便器の中から顔を出した。
そしてまさに用を足そうとした男の尻に噛み付いたのだ。
男はあわててトイレの外まで出たもののその場で力尽きたのだ。


解説

コナン・ドイルのまだらの紐を思い出しますね。