多くの人が苦手とするアルバイトにの業務に、ひらすら単純作業を続けるというものがある。
主に工場のラインなどに割り振られる仕事で、同じ動きを何時間も繰り返してようやく開放されるというものだ。
決められた部分にネジを取り付けてラインに流す、
決められた部分にネジを付けてラインに流す、
決められた部分にネジを付けてラインに流す、
ネジを付けてラインに流す、
ネジを付けて流す、
ネジを、
ネジを……
単純作業とはとにかく時間の感覚がおかしくなり、自分がまるで機械の一部のような錯覚さえしてしまう。
そんなストレスを抑えるためなのだろうか、単純作業の多いある食品工場では従業員が使用するスリッパに「人間」と書かれているという。