404 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/27 20:00
都内に住む女子中学生のお話。いまや持ってて当然のカメラ付き携帯。
自分撮りが可能なものからフラッシュ付きのものまで様々だよね。
中学生のAさんが友達から「金曜27時に真っ暗なトイレで自分撮りをすると面白いよ!」
と言われ、まぁ暇ということでやってみました。
Aさんの携帯はフラッシュ機能が無いため、真っ暗ということもあり液晶の照明で
わずかに顔が写る程度でした。そして27時になったと同時にシャッターを押しました。
しかし結局写った物は黒目の開いたAさんと真っ暗な背景。ガッカリしていたとき
友達の言葉を思い出しました。「何もなかったら、翌日また27時にやってみな!」と。
まぁ土日だしいいか…といざ実行。すると、真っ暗な背景の中に赤い点が写り込みました。
Aさんは驚き、もう一度撮影。今度は赤い点ではなく赤い物体に大きくなっています。
気になってもう一度撮影してみると、赤い物体はさらに大きくなって明らかに、
苦辛と怒りに満ちた表情をしている真っ赤な女の子。その画像を保存して、もう一度……
撮影する勇気はありませんでした。トイレを出て部屋に戻っても画像を確認すると
何も写っていません。もうAさんガクブルです。
それからしばらくして学校の友達と花火大会にいったとき、花火を背に自分を撮ろうと
試みました。が、撮影できたのは花火が散って夜空だけの背景のときでした。
そこに写り込んだのはAさん、真っ暗な夜空の背景、そして飛び出さんばかりの真っ赤な少女。
Aさんは驚愕しました。泣き叫びながら帰路に着き布団に潜っていると、メールが来ました。
友達から「大丈夫? なにがあったの?」 Aさんはなんとなくホッとしました。
もう一件のメールに気づきました。件名、なし。宛先、不明。恐る恐る開くと、
「次はあなたに触れたいから。」
いまでも、彼女は背後の闇に怯えながら生活を送っています。
後日、「やってみな」と教えてくれた友達にAさんは顔見知りに心当たりがなく、いっさい
出所が不明な話になっています。一度でもやったら近づいてくるんです…。