381 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/27 09:37
- 俺が寝るとそこは和風の部屋の中だった。
- そこには10人くらいか人がいて、そいつらは昔の同級生だったり同じクラスの女だったりした。
- その部屋は20畳くらいあって、二つの部屋がふすまで区切られている作りだった。
- そして、1方の部屋には仏壇、もう一方の部屋にはなぜか大きな鏡があるのだ。
- 俺は最初理由もわからず部屋で昔の友人達と座談して楽しんでいた。
- すると友人が「夢に出てくるピエロの話を知ってるか?」と俺に持ちかけてきた。
- 俺は知らないと答えると、この夢とそっくりな部屋で出て来るピエロの話をし始めた。
- 何でも、部屋の中に閉じ込められて、「赤」を心の中で強く連想してしまうと、24時間以内にピエロに殺されてしまうんだとか。
- その話しを聞いた後に、そのことに気づいたらもう遅かった。
- その部屋の鏡の中にピエロが立っていたのだ。
- ピエロは不気味な顔でこちらを見て笑っていた。
- 皆それに気づいて、黙っていたようだったが、ピエロは突然話し出した。
- 「赤という言葉を強く連想したら殺す」という内容の話しだった。
- と、ピエロがにたりと笑い、「連想したな」と話した。
- クラスの女子3人くらいが悲鳴を上げた。
- すると、ピエロが鏡から出てきて、部屋に居座ってしまった。
- それから恐らく夢の中でしばらくした後、ピエロの顔は見る見る豹変し、口から牙がたくさん生え
- 目は獣のようにぎらつき、一人の女子を食い殺した、続いて二人目を火をつけて燃やし、3人目は無理やり鏡に引きずりこもうとしてミンチのようにされた。
- 俺はそこで一旦目を覚ました。時計は3時を回っていた。
- 俺は水を一杯飲んでまた寝ると、またその夢の中の同じシチュエーションの中にいた。
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- 女子はもう消えていたが、鏡の中には相変わらずピエロが立っていた。
- 俺達はしょうがなく、その部屋でとにかく耐えることにした。
- すると、ピエロは突然部屋中を赤くしたり、赤い物が出て来るビデオを見せ始めたりした。
- ここらへんは夢の融通だと思うが、これでクラスの女子がほとんどピエロの餌食になった。
- クラスから女子がいなくなり、残ったのは男だけになった。
- ここらへんでまた目を覚ました。時計は4時頃だった。
- 俺がまた寝るとまたその部屋の中にいた。
- どうやら、友人達がピエロを退治する方法を考えていたようだった。
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- 友人達の中で頭のいい奴が、噂によると生き残った奴もいるとの話だった。
- 何でも、その生き残った奴はメディア系の人間だったそうだ。
- そこで俺達はどうすればピエロを退治できるのかを考えた。
- 鏡を割ろうとしたり、ピエロに対して念仏を唱えたり、色々試みてみたのだが、ピエロには全く効果がなかった。
- その時、俺はふとピエロの赤い鼻に目がいってしまい、「赤・・」となぜか口走ってしまっていた。
- すると、ピエロがにやりと笑い、鏡からこちら側に再び出てきたのだった。
- 次はとうとう俺の番となってしまったのだ。
- 俺はピエロに向かって暴言を吐いてみた。
- するとピエロは「お前は一番残酷な方法で殺してやろう」と俺に言ってきたのだった。
- 俺は心底震えたが、しかし、ピエロへの対策を考えた。
- ピエロが鏡から出て来ることに気づき、鏡をピエロに向けてみた。するとピエロは一瞬ひるんだかに見えたが、
- すぐに鏡を叩き割ってしまったのだ。
- ここでまた一旦目が覚めた。
- 朝の7時だった。
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- 俺は起きてしばらく考えた。
- そして、ひらめいた俺は再び眠りについたのだった。
- 夢の中では俺のリミットは残り6時間ほどになっていた。
- 俺はカメラを探して、部屋中を見回った。
- すると、友人の一人が撮ったらすぐに写真の出て来るカメラを持っていたので、俺はそれですぐにピエロを写した。
- すると、ピエロは悲鳴を上げ、俺に襲い掛かってきた。
- そこで、狭い部屋でピエロと追いかけっこになったのだ。ここらへんはコントのような流れだったが、それは恐らく夢だからだろう。
- 追いかけられながら俺が写真のピエロにナイフをつきたてると、現実のピエロも苦しんでいた。
- 俺はすぐに写真を破き、写真をバラバラにして、燃やしてしまった。
- するとピエロも燃え上がり、酷い悲鳴を上げながら焼けていった。
- やがて、灰だらけのすすになったピエロが俺に向かって何か言っていたが、詳しくは覚えてない。
- そしてピエロは崩れ落ち、友人たちはその時、親しい1,2人を残して消えていた。
- そいつらもやがて家を出て行き、俺も家をでようとしたところで、出口の廊下に誰か立っていた。
- 良く見ると、それは俺の死んだ父親だった。
- 父親は何か話していたが、俺にはよくわからなかった。
- そこで目を覚ましおきてみると涙を流していた。朝9時だった。
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- という、これはさっき見た、正真正銘の夢
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