27 :銅鑼衛門 :03/07/12 19:32
「ワイマール拳法」
1925年ドイツのブリュゴーニュ地方では葡萄の盗難が頻発していた。
その被害額は年間2億プリターにのぼり、裏には大きな犯罪組織がある
ことは明白であった。当時この地方では警察にあたる組織がなく農民達が
集まり自警団を組むしかなかった。武器といえば畑を耕す鍬、カマなどしか
なくて盗賊団にたいしては余りにも非力であった。
当時その地方で一番の豪農ワイマールは、この事態を憂慮して東洋の武術を
参考に素手で戦う徒手空拳をあみ出した。後にドイツ中の盗賊団を震撼させる
ワイマール拳法の誕生である。農民達は武器をすて素手で盗賊団に挑みこれを
ことごとく撃退。1929年を境に盗賊による被害はわずか2件にまで減少する。
しかし時代は流れ銃の入手が容易な現在ではこの拳法の継承者はおらず伝書に
よって伝えられるにとどまっている。