826 :他スレ引用だけど :03/07/31 14:18
- 公園デビュー
- 引越しして2ケ月、子供は2歳、可愛い盛り、そろそろ公園デビュー。
- 服装も完璧、ブランドじゃないし、バックも普通。
- ベビーカーも義姉のお下がり。
- 春の日差しの中におでかけ。
- 「こんにちは、○○裏のマンションの2階に引越しして来ました佐藤です。」
- 子供たちが寄ってきた、砂場で遊んでいたらしく砂だらけ・・。
- 「どうも〜田中です、山田です、よろしく。」
- 「可愛いお子さんね、いくつ・・・」息子は指を全部出した。2つなのに。
- 「お名前は」「りょうです」まだ言えないけど愛想はいい。
- 「カワイイィ、、おばちゃん!私たちが遊んであげる・」と子供たち。
- まだ、「おばちゃんじゃないわよ!」と口には出せない。
- 砂場を見るとお山が出来ている。
- 「まぁ、大きなお山、みんなが作ったの?」
- 横にあいた穴にひざまで入ってみんな真っ黒、愛する息子は興味津々。
- 赤いバケツと黄色いスコップでヨチヨチあるき。
- 「おいたしたらしかってね?、」「ハァーイ」と可愛い声。
- うまくやれそうだわ、「これからもよろしくね」
- 始めのうちはそこにいて・・いつのまにか、ちょっと離れ、子供たちを横目でみ
- ながら田中さん、山田さんのお話。そしていつの間にか・・。
- 話も弾んで夫の事、会社の事、そんな井戸端会議であっという間に時は過ぎた。
- ふと、胸に風が通り過ぎ、なぜかハッとなって後ろを振り向いた。
- 砂場には女の子2人の姿があった。楽しそうに・・・・。
- 「子供がいない!」あわてて砂場へ駆け寄った。靴が!
- 子供の靴がちゃんと揃えておかれていた。
- 「おばちゃん、りょうくん悪い子だったからおねんねしてもらったの」
- お山の横の穴はもうなかった。
-
|