コーク・ロア1

アメリカでは一日に10億杯が消費されているコーラ。
この奇跡の商品は厚い厚いベールに覆われたままで酔うとして知ることはできない。
そこでコーラに関する話を紹介していこうと思う。

コーラ、特にコカ・コーラ社はコーラに対する守秘意識は非常に高いことで知られている。
コカ・コーラ社製のコーラの原液は極秘中の極秘であり、世界中に2人しか知る者がないといわれる。
メモなどは一切残すことは許されず、死期が近くなると継承者を選び出し口伝で原液の製法を伝えるのだ。
そして、安全上の問題から製法を知る二人が同じ飛行機に同乗することは決してない。
もし二人が乗る飛行機が墜落すればコーラの原液の製法を知る者がなくなってしまうからだ。



解説

コカ・コーラ社がコーラを発明してから今年(2006年)で丁度120年になります。
コカコーラのブランド力は世界中のブランドの中で最高の価値を誇っているように、
もはや人類にはなくてはならないものになったコーラ。この清涼飲料水には数々の都市伝説が存在します。

まずはコーラの製法の秘密です。
実はこの話、私も中学生の頃には信じていました^^;

当然世界で二人だけというわけでもなく、飲料業界関係者はほとんどコーラの原液の作り方を知っています。
今はなき現代奇談様からコーラの製法を抜粋させていただきます。

コカ・コーラの原料がシトラス、シナモン、バニラをブレンドした香料である「ファンタジア」にコーラ・ナッツのエキス、砂糖のシロップ、アルコール、カフェイン、リン酸、カラメル色素などを加えたものであることはほぼ公然の秘密であり、ライバル社であるペプシコ社をはじめとするコーラ業界各社の間では、コカ・コーラの製法を知らないものなどいないとまで言われるほどよく知られていることなのです。

というわけでこの話は嘘だということがお分かりになったでしょう。
近年までは不明だった使用原料は同業者には知れているのです。
ですが、創業以来コカコーラ社はこの秘密をかたくなに守り通してきました。
その姿勢はこれからも変わることはないでしょう。