その日も女性用務員のAさんは開門をしてから学校の見回りを行っていた。
校内が終わり、校庭の焼却炉をチェックしようと扉を開けた瞬間、Aさんは腰が抜けるほど驚いた。
なんと焼却炉の中には男子小学生が入っていたのだ。
Aさんは恐る恐る小学生に声をかけてみると、小学生は目を開けた。どうやら寝ていたらしい。
灰まみれの彼から事情を聞くと、昨日の深夜に両親とけんかをして家を飛び出したのだという。
しかし、泊まるところもないので学校にやってきて、夕方にゴミを燃やした熱がまだ残っていて暖かかった焼却炉で一晩を過ごしたのだという。
それ以来、Aさんは一番に焼却炉のチェックをするようになった。
解説
管理人が実際にAさんという女性用務員の方から伺った話です。
彼女曰く「今まで生きてきた中で一番驚いた」とのことです。
彼女曰く「今まで生きてきた中で一番驚いた」とのことです。