薩摩弁の男

西南戦争からしばらの後、九州のある漁師が大時化に遭って船ごと漂流してしまった。

このまま餓死するしかないのか……

漁師が漂流する船の上で絶望に打ちひしがれていると、遠くから大きな蒸気船がやってきた。
その船に助けられた漁師を手厚くもてなして日本の浜辺に帰したのが、恰幅の良い薩摩弁を使う大男だったという。


解説

これもうわさにすぎませんが、話の節々から大男=西郷隆盛という印象を受けます。
この話が西郷日本へ帰還説を作ったのかもしれません。