盲人タクシー

(掲示板より、GTO?さんありがとうございます)

残業で遅くなり、終電がなくなったサラリーマンが家に帰る際に、たまたま通りかかったタクシーを利用しました。そのタクシーの運転手は見てみると夜なのに濃いサングラスをかけていました。運転手は無口で黙々と運転しており、またサラリーマンも疲れていたので、車内はナビの案内音声だけが聞こえる状態でした。しかもなんとヘッドライトはつけていないし、車内は真っ暗だし、信号は無視するしで散々な運転でした。家にはついたものの怒ったサラリーマンが「何考えてるんだ、まともに運転もできないのか!」と運転席に向かって怒鳴り散らしたところ、「申し訳ありません、実は・・・」そう言い運転手がこちらに振り向きサングラスを取りました。その瞬間サラリーマンは恐怖で我を忘れあわてて車を降り、全速力で走って逃げました。そう、運転手の目は光を宿していなかったのです。