校庭から出土3

戦時中、日本軍の武器弾薬の保管庫として学校の校庭などが使われていたことをご存知だろうか?
学校には高射砲などが設置され、実際に学校が防衛の拠点となっていた地域もたくさんあったという。

ある男子小学生が朝礼で校長先生の話を聞いているときに自分の足元にボルトの用なものが落ちているのを見つけた。
なんだろう?と思った男の子はポケットにしまいこんで家へ持って帰った。
家に着くと父親にそのボルトを出して見せた。
すると父親はヤスリを持ってきてボルトのような金属の底の部分を削り始めた。

「こりゃあ高射砲の薬莢だよ。底の部分を削ったら案の定、部隊の刻印が出てきた。」