東京駅の猿

(掲示板より、極魔郎 さんありがとうございます。)

1975年ごろ、東京駅の地下街の天井裏に、猿が住み着いているという噂が流れたことがあったそうです。
当時、地下街の天井板が抜けるという事故があり、通りかかった人が奇声を上げながらぶら下がる猿を目撃したんだとか。
付近で店を構える人にも、この話を信じている人がいたようで、動物の鳴き声が聞こえたとかまことしやかに語っていたようです。
東京駅側もこの件を調査したようで、天井板が抜けたのは配管工のミス、猿に見えたのはゴミだったという説明があったとか。
失礼しました~



(掲示板より、ブローカー さんありがとうございます。)

>天井板が抜けたのは配管工のミス、猿に見えたのはゴミだった…

天井から、何らかの動物が落ちてきたのは事実。東京駅側がそういう説明をしたことはないと思いますよ。

事件?が起きたのは1975(昭和50)年2月10日の正午頃、場所は東京駅・八重洲北口。
突然、天井からテックス板2枚が落ち、通りかかった大学生が見上げると、天井の抜けたところに真っ黒な動物が3匹、ぶら下がっているのを発見。
大学生が「あれは猿だった!」と言ったため、大騒ぎに。
――同年2月12日「毎日新聞(夕刊)」から

実はこの事件、猿だと言ったのは、この学生だけ。騒動を見ていた現場近くのコーヒー・ショップの店長などは、「あれはネコだよ」と。
駅構内の食堂から出る生ゴミ目当てに、野良猫ならたくさんいたそうです。

「東京駅の怪物」伝説は、恐らく学生の目撃証言だけが独り歩きしたため、生まれたものでしょう。

その後の天井裏の捜索で見つかったのは、抜け落ちたネコの毛だけ。
「怪物」を追跡していた駅ビル会社も、「東京駅の“怪獣”の正体はネコ」と結論づけています。
――同年2月18日「毎日新聞」 > >「雑記帳」から

ちなみに捜索の「副産物」は、駅内に住んでいた10数匹のネコちゃんたち。あまりの多さに、関係者もびっくりしたとか。