エア求人

2008年のリーマンショックから「100年に一度の大不況」という言葉が叫ばれるようになり、世界各国に不況の大波が押し寄せている。
日本も例外ではなく、内定取り消しに始まり派遣切りや相次ぐ倒産が世間を賑わせている。
各地のハローワーク(職業安定所)には仕事を求めて多数の人間が利用をしているのだが、利用する際にはあるものに注意が必要だというのだ。
それはエア求人と呼ばれる求人で、条件の良さにつられて応募してみるものの、決して受かることはない求人なのだ。
どんなに良い人物であっても、この求人に応募しても落とされてしまうのだ。
なぜこんな事をするかというと、完全失業率を数字を少しでも減らすために地域やハローワークが近隣の企業に電話して誰も採用しなくて良いから求人用紙を出して欲しいと頼むので、エア求人が発生するのである。
ニュースで発表されている完全失業率よりも実際のそれは高いと言われているが、エア求人が一役買っているのかもしれない……


解説

もし、こんな物があったとしても現実は何も変わらないんですよね……

※追記
知り合いの会社にも採用する気は全くないにもかかわらず、ハローワークから「求人出しませんか?」との誘いが来ることが多くなったそうです。
場所によってはエア求人に近い勧誘が行われているのかも知れませんね。