「最近の小学校の運動会では、足が遅い子に
配慮して、徒競争の順位をつけないらしい。
つまり、トップで着いた子はゴールの手前で
他の子を待ち、全員そろってから手をつないで
一緒にテープを切る」
この話、日教組による悪平等教育の典型例として、
保守系論客がよく引き合いに出す。
その割には、こういう運動会を催しているという
具体性・信憑性のある情報はない。校名はおろか
市町村名すら挙がらない。
前に「教えてgoo」で情報を募った人がいたが、
結局、まともな情報は得られなかった。
(掲示板より、ブローカーさんありがとうございます。)
>最近の小学校の運動会では…
>…全員そろってから手をつないで
>一緒にテープを切る
3、4年前になると思うけど、元祖・都市伝説サイトとも言える「Urban Legends/噂と都市伝説」(閉鎖)の掲示板で、全く同じテーマが話題に挙がったことがありましたね。
当時、いろいろ検索してみたが、いずれも「云々らしい」「云々だそうだ」という話ばかり。中には「これは実際にあった話だが…」というのもあったが、これは「都市伝説」の常套句であってアテにならん。
結局、決定打はなかった。
(具体的にヒットしたサイトは字数制限があるので省略)
ただ「毎日が日曜日(ゴールデン・・・ぽっ)」というサイト(閉鎖)によると、2001年5月14日、テレビ朝日系「そんなに私が悪いのか?」の番組中、徒競争ではみんな手をつないで同時にゴールするなど、奇妙な「平等」が蔓延している小学校の実態がレポートされたらしい。
知る限り、日時・番組名まで特定されている事例はこれだけ。
昨年はこんな「日記」が配信されている。
★「手をつないで一斉にゴール」が全国各地で大流行している!?
http://d.hatena.ne.jp/debyu-bo/20060928/1159407413
「事実かも知れないが、極めて特異な事例であり、巷で騒がれるほど多くの学校で行われているわけではない」――このあたりが、現段階では最も無難な結論ではないでしょうか。
解説
今年の秋には3つの学校の運動会に参加しましたが、当然というべきかみんなでゴールをしている学校はありませんでした。