腫れ物

ある女性が東南アジアの国へ旅行に行き、現地の安宿に泊まった。
次の日起きてみると、顔に腫物が出来ている。どうやら寝ている間に虫にでも噛まれたようだ。
日本から持ってきた軟膏を塗って旅をつづけ、無事に帰国した彼女だったが、しばらくすると腫物がズキズキと痛むようになり、日に日に大きくなっていった。
我慢できなくなった彼女はたまりかね、医者へ行くことにした。
医者が彼女の腫れ物に触れた瞬間、腫物の中が割れて何かがぞろぞろと這い出してきた。
自分の顔から這い出してきたものに気付いた彼女はショックで気を失った。
腫れ物からはい出してきたのは、無数の小さい蜘蛛の子だった……


解説

人体カテゴリーにしようか悩んだ話です。