あぶない刑事

ある病気や障害について、放送当時にはそれほど問題されなかったエピソードも、
のちにそれがデマや偏見であることが判明し、再放送などが行われないことがあります。

今ではレッドリボンやエイズ週間といった活動によって、正しい知識が浸透してきたエイズですが、
80年代にはまだまだ偏見が存在しました。
それがテレビドラマのワンシーンに使用されたケースが「あぶない刑事」です。

「あぶない刑事」といえば、はみだし刑事であるタカとユージが、犯人逮捕に活躍する人気刑事ドラマです。
コミカルなエッセンスも取り入れたしゃれたドラマになっており、続編が作られるなどの人気作品となりました。
そのなかで、エイズに対する不適切な表現があるとされ、再放送が見送られることもあるエピソードがあぶない刑事第33話の「生還」です。
エイズになったと疑惑の残る鷹山を周りの人間が避けるというシーンが問題と思われています。

なお、地上波での再放送ではカットされることが多いですが、DVDでは当該エピソードも収録されています。