首なしライダー1

都心部のある道路を深夜に走るときには注意が必要だ。
その道路には深夜になると首なしライダーが現れる。
首なしライダーに追い越させれてしまうと死亡事故を起こして死んでしまうという。

首なしライダーはその昔、敵対する暴走族にピアノ線を道路に張られて、
首を切断され死んでしまった若者の幽霊である。
首なしライダーは今日も自分の首を求めて道路をさまよっている……



解説

東京の奥多摩や栃木の●●峠など、地名を特定しないのであれば全国に分布している話です。
たいていは上のように「敵対した暴走族に~」という説明がなされている。

しかしこの話の元となったのは、騒音にたまりかねた近所の住人が暴走を妨害するために公園に
ロープを張ってバイクが転倒した実際の事故がモデルになっているという。
この話に尾ひれがついて首が取れて幽霊に化けてしまったのではないかといわれている。

完全に都市伝説だと思っていたが、2002年に秋田市の書店駐車場で駐車場に張ってあったロープに引っかかり
首が取れて死亡するという痛ましい事件が発生し、首なしライダーの噂が再燃した。