ある学校で、赤マントと青マントという噂があった。
内容は、夜中、4階の男子トイレの4番目の個室に入ると
「赤いマントと青マントどっちがいい?」とと言う声が聞こえてくる。
赤いマントと言うと、突如上からナイフが降ってきて背中に刺さる。
青いマントと言うと、全身血を吸い取られる。
こういう噂が流れると、必ず誰かやめておけばいいのに
噂の真偽を確かめる奴がいるものである。
夜中、その学校の生徒Aが噂を確かめに来た。
その夜、Aは自宅に帰らなかった。
翌日、4階のトイレにちまみれのAが転がっていた。
そう、まるで赤いマントを羽織ったように。
解説
赤マントはもともと学校にはまったく関係のないお話でした。(原話は赤マント1)
学校に活躍の舞台が移ったのはイツごろか不明ですが、戦中~戦後にかけて流行したことからみても非常に古い妖怪だといえるでしょう。
活躍時期で言うと「赤いちゃんちゃんこ」より前だとされることもあるので、
学校のトイレの怪談においても先駆け的存在であることは間違いないようです。
学校に活躍の舞台が移ったのはイツごろか不明ですが、戦中~戦後にかけて流行したことからみても非常に古い妖怪だといえるでしょう。
活躍時期で言うと「赤いちゃんちゃんこ」より前だとされることもあるので、
学校のトイレの怪談においても先駆け的存在であることは間違いないようです。