この年卒業する油絵専攻の女子学生は焦っていた。
原因は全くはかどらない卒業制作である。これを完成させて評価されないと卒業ができない……
しかし、焦りとは裏腹に一向に制作は進まなかった。
そして、とうとう彼女の焦りが頂点に達し、とんでもない行動に出た。
ビデオカメラを三脚に固定し、頭から灯油をかぶって自分自身に火をつけたのだ。
そして、この焼身自殺の様子をビデオカメラは冷酷に記録し続けた。
その後発見されたとき、黒こげになった彼女とビデオカメラの近くには、遺書が置かれていた。
そこには
「このビデオテープを卒業制作として提出します。」
と書かれていたという。
解説
オカルト関係の本で見たのですが、ネットを調べると2001年以前からこの話が広まっていたことが確認できました。
彼女は火に包まれながら校舎の屋上から飛び降りたパターンや、
問題のビデオテープは現在も某教授の棚にしまわれているなどの話を見ることが出来ました。
彼女は火に包まれながら校舎の屋上から飛び降りたパターンや、
問題のビデオテープは現在も某教授の棚にしまわれているなどの話を見ることが出来ました。