緑化運動

焼畑が主な農業方法であり、それに伴う砂漠化・飢餓が著しいある国での出来事―

なにも生えてない荒野に新種のイモの苗を植えれば飢餓と砂漠化を解決できるのではないかとある国際的な機関から農業指導員がこの国に派遣された。

指導員はさっそくイモの苗を荒野に面した村人に配り歩いた。
そして、いもの苗を植えたのを確認すると、元の職場である農業機関に戻っていった。来年にはイモが収穫でき、この地域の食糧難は解決すると思われていた。そして将来的には砂漠化の進行も抑えることができると期待していた。

しかし、翌年になっても、一向に飢餓状態に改善は見られなかった。

なぜならこの地域の人々はイモが実る前に青々としたツルを煮て食べてしまったからである。