変なおじさん話で印象に残っている話を思い出したのでかきます。
漫画家の村上たかしさんが、確か「なまけものが見てた」の単行本の中で、子供の頃の
思い出をフリートークのページをもうけていくつか書いていました。
確か、「子供の頃の思い出で、その頃は納得していたけど、大人になってから “あれはおか
いよな “って思うような不思議な経験はありませんか?僕にはあります」って書き出しで
始まるんですけど。こんな話だったと思います。
村上さんが小学校1年か2年の頃、近所に変わったおじさんが一人暮らしをしていて、あだ名
は「ババジ」←関西弁でババはう○この意味。
学校帰りに、そのおじさんの家の前で友達数人と「ババジの飯は犬のババ!」とはやすと、
おじさんが顔を真っ赤にして、「お前らどこの子供だ~!!」と追いかけて来る。そのおじ
さんから逃げるスリルを味わっていたそうです。
ある日、みんなでおじさんの家の前ではやしたてて、すごい剣幕で出てきたのでワーっ
と逃げると、そのうちの一人、ヨネダくんが転んでしまったのです。
おじさんはヨネダくんを抱えて家の中に入ってしまった。半ベソのヨネダくん…。
それまで追いかけられるスリルを味わう遊びだたけれど、急に怖くなってしまい、みんな
「帰ろう…」と家に帰り、親にも何も言えなかったそうです。
そして次の日から、ヨネダくんは2度と学校には来ませんでした。
転校したとか、行方不明で事件になって騒ぎになったという記憶もないそうです。
「あの頃子供だったので、 “きっとヨネダくんはババジに食べられてしまったんだ “
と思っていたけど。今考えると絶対おかしいよな。人一人いなくなったんだから」
としめくくっておりました。
どこに行ったの…ヨネダくん…。
解説
こういう「幼い頃の思い出」って怖いのがありますよね。
あれはどうなったの?などうやむやなまま大人になってしまったことなど。
ふとしたきっかけで昔のことを思い出すと、けっこうまずいことをやったな後悔します。
あれはどうなったの?などうやむやなまま大人になってしまったことなど。
ふとしたきっかけで昔のことを思い出すと、けっこうまずいことをやったな後悔します。