高橋名人

ある日、子供たちへ衝撃的なニュースが飛び込んできた。
なんとファミコン名人として絶大な人気を誇っていた、高橋名人が逮捕されてしまったという。
逮捕の原因は、ファミコンのコントローラーにバネを仕込んでいたからだそうで、
このバネを入れることによって得られる連打力の誘惑に名人も勝てず、コントローラーの違法改造に
手を染めてしまったのだ。


解説

高橋名人は当時の子供達に大変な人気を誇っていました。
1秒間に16回ボタンを連射する通称「16連打」は彼の代名詞でもありました。
本当は17連打も可能だったのですが、ゴロの関係で16連打になったそうです。

さて、この都市伝説ですが、もちろん嘘。コントローラーを改造してどんな罪で捕まるのでしょう。
警視庁からの依頼で牛込署の一日署長を高橋名人が務めたことが原因だといわれており、いつの間にか一日警察署長が逮捕に変化しました。

噂が流れた時期は、連射主流のシューティングゲームから連射があまり必要とされないドラゴンクエストなどのRPGへとゲーム界の流行が変わった時期でもあり、高橋名人のメディアへの露出も少なくなっていたのも、噂が浸透した原因だといわれています。

本人曰く、「この噂を聞いて試そうとしたが、押し辛くなっただけだった」とテレビで語っておられました。
もともとゲームのコントローラーにはボタンが元の位置に戻るようにバネが入っているそうです。
高橋名人は現在はハドソンの広報部長をされており、今では体力の限界からか16連打はムリとのことですが、ご健在です。