辞めたければ退職する手続きを踏めばいいし、どうしてもやめたいなら出勤しなければそれでいいのだが、
ズルズルと仕事を続けざるを得ない人がいるのだ。
ある漫画家の男性アシスタントは、最近仕事を辞めたくて仕方がなかった。
最低限の給料は出るのだが感情の起伏の激しい先生と仕事を続けるのはとても辛いし、
自分がデビューするために出版社に持ち込む原稿を書く暇もないのがその理由だった。
しかし彼はアシスタントとしては有能だったので、漫画家の先生は色々理由をつけてどうしても辞めさせてくれなかった。
ある日、彼はギプスをはめた痛々しい格好で出勤した。
階段から落ちて利き腕を折ってしまい、数ヶ月は仕事ができないので辞めさせてほしいというのだ。
さすがに利き腕が使えなければ仕方がない。頑固な先生も折れて彼は無事に退職することが出来た。
実はこのケガは仮病で、学生時代の友人に石膏で偽のギプスを作ってもらい三角巾で吊ってそれらしく見せたのだ。
これくらいの事をしないと先生を納得させられなかったためである。
それから晴れて自由の身となった彼は、漫画家を目指して出版社に持ち込む生活を送っているという。
解説
会社や上司に止められて仕事を辞められないというのはよく聞く話で、
私の友人にも辞表を破かれて「なかったこと」にされたという奴がいます。
そこまでされるのなら会社に行かなければいいのにと思う私は、責任感のない人間なのでしょうか。
補足ではありますが、ブラック企業の中には辞めようとすると「お前が今やめると我が社がは大きな被害を被る。
やめるのなら多額の損害賠償を請求する!」と脅す企業もあるそうですが、こうなるともう脅迫ですな。
私の友人にも辞表を破かれて「なかったこと」にされたという奴がいます。
そこまでされるのなら会社に行かなければいいのにと思う私は、責任感のない人間なのでしょうか。
補足ではありますが、ブラック企業の中には辞めようとすると「お前が今やめると我が社がは大きな被害を被る。
やめるのなら多額の損害賠償を請求する!」と脅す企業もあるそうですが、こうなるともう脅迫ですな。