サッちゃん1

「サッちゃんはね、サチコっていうんだ…♪」
誰もが一度は聞いたことがある童謡「サッちゃん」
しかし、この歌には悲しい話が隠されているという。
それは2番の歌詞にある
「だけどちっちゃいからバナナを半分しか食べられないの…♪」
という部分と、
3番の
「とおくへいっちゃうってほんとかな…♪」
の箇所にあるという。

2番の「バナナを半分しか…」のところは、大好きなバナナを食べようとしたサッちゃんが、
バナナを急いで食べようとしてのどに詰まらせて死んでしまい、3番の「とおくへいっちゃう…」
は天国へいってしまうサッっちゃんを歌っているのだ。

この名曲といわれる童謡はサッちゃんという一人の不幸な少女を歌った悲しい歌なのである。


解説

やわらかい食べ物であるバナナをのどに詰まらせる話には無理があったのが、
「病気のために衰弱し、バナナを半分しか食べられない」という解釈のパターンもあります。

他にも「この歌の本当の意味を知ってしまったあなたのところに今日の夜サッちゃんが現れてあなたを連れ去ってしまう…」
という脅迫めいた話もあります。


さて、これらの話は本当なのでしょうか。
実は童謡サッちゃんにはモデルがいます。それは作詞者の阪田寛夫さんが幼稚園に通っていたころの
ひとつ上の学年にいた足が速くていつの間にか引越ししてしまった女の子を歌にしたものなのです。
バナナを半分しか食べられない理由はもちろん幼いから。
とおくへいっちゃう理由は、天国ではなく別の土地への引越しが原因です。