今から50年以上前の話。秋風を雪がちらつく北海道へ向かうフェリーや船はある症状に悩まされることがあった。船のプロペラの腐食が、いつもに比べて早いことである。おかしいと思ってプロペラの状態を確認すると、通常起こりうる腐食の状態ではなかった。まるで、プロペラに捕まろうとして両手でガリガリとひっかいたような後が残っていたという。これらの現象が起こる数ヶ月前、日本史上最悪の海難事故、洞爺丸事故が起きていた。解説 海の底に眠る犠牲者立ちの魂は、丘に戻ることができたのでしょうか。 ツイート FacebooktwitterHatenaPocket